2月 20, 2021 19:30 Asia/Tokyo
  • タフテラヴァーンチー・イラン国連大使
    タフテラヴァーンチー・イラン国連大使

タフテラヴァーンチー・イラン国連大使が、核合意と制裁解除に関して、「検証なしでの核合意復帰への署名は無効である」と語りました。

タフテラヴァーンチー大使は、イランイスラム革命最高指導者ハーメネイー師関連サイトKHAMENEI.IRのインタビューで、「核合意は、欧米諸国や国連安保理の制裁解除に応じて、核問題に関するイランによる一連の制限の受け入れに基づいていた。実際、制裁解除に関して我々が欠陥のある対処をすれば、当初から核合意で形成されていたバランスが崩れることになる。そして実際にこのことが起こり、米前政権の核合意離脱により大きなアンバランスが生じた」と述べています。

また、「トランプ米前大統領がアメリカを核合意から離脱させたとき、この合意に基づき解除された一連の制裁が再発動されたとともに、他の多くの制裁が追加された。さらに、アメリカは核以外の名目で新たに他の制裁を行使した。実際、核合意による制裁が解除されず、同じ制裁の名目を変更し、新しい制裁として提起したことになる。アメリカの核合意離脱以来、我々に対して3種類の制裁が行使された。それらのすべてが解除されなければ、アメリカの核合意復帰は無意味である」としました。

さらに、「核合意でのイランの損害賠償の問題も、最も重大な問題かつ私たちの要求の1つである。それは、過去数年間にわたり我々は、制裁の結果として多くの人的および経済的損失を被ってきたからだ。その例として、アメリカは偽って、医薬品は制裁の対象外であり、制裁には含まれないなどと主張した。だが、実際には制裁は医薬品にも及んでおり、特に新型コロナウイルスの大流行のさなかにあって、市民に甚大な悪影響が及んだ。これゆえ、この数年間に我々は多くの人的および物的損害を被った。損害賠償は重要な問題であり、誰がこれに責任を負い、損害賠償をどのように処理し、人々に支払うべきかについて取り組む必要がある」と結んでいます。

 

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