イラン最高指導者、「全有権者に、趣向や見解の違いを超えて投票してほしい」
(last modified Thu, 17 Jun 2021 05:32:07 GMT )
6月 17, 2021 14:32 Asia/Tokyo
  • ハーメネイー師
    ハーメネイー師

イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が16日水曜、生中継によるイラン国民に向けてのテレビ演説において、「18日金曜に予定されている選挙は、経済やそれ以外の主要問題の全てに影響を及ぼし、国運を左右する出来事だ」と語りました。

ハーメネイー師は、「18日の選挙で国民がどう行動するかは、今後数年間にわたり全ての分野や問題に影響を与える」とし、「このたびの選挙で中軸となる問題は、まず有権者の参加、そして彼らがどのような選択をするかだ」と述べています。

また、「イスラム共和制の実現は、共和制とイスラムという2つの側面の実現にかかっている」とし、「まさにこのために、世界に存在する悪魔的な勢力の中心の全てが、共和国の象徴としてのイランでの選挙に特別な形で反対し妨害しようとている」としました。

さらに、「敵は絶え間なくイランにおいて、国民の足を選挙から遠のかせて国の弱体化をはかり、そのうえで政治や経済、さらにはテロ活動によって、干渉の力や圧力を増加させようと画策している」とし、「生計・生活上の問題に対処されないことについての、特に貧困層をはじめとした国民の不満は正当だ。だが、これらの問題は、疲れを知らず勤勉でしっかりした力強い人物を選ぶことによって解決されるべきである」と語っています。

そして、「敵の世論操作の2つの目的は、選挙に対する国民の意欲を萎えさせ、隙を狙って選挙に介入することである」とし、「彼らはイランの選挙の栄光ある盛大な実施が示されないよう望んでいるが、敵をものともせずに、選挙は常に国民の参加により定期的に実施されてきた」と述べました。

続けて、「いずれの国の選挙も、イランの選挙のように覇権主義者たちの攻撃対象にされることはないかもしれない」とし、「今年の選挙では、アメリカとイギリスのメディアとその雇われの因子が、数ヶ月前から選挙に疑問を投げかけて、投票率の低下を狙った工作にいそしんできた」としています。

ハーメネイー師は最後に「外国メディアの主要な思惑は、国民の選挙参加を減らし、体制から国民を乖離させることにある」とし、「もちろん、一部の集団を除いて、人々の意向は常に敵の意志に反して行動してきた。神のお召しあらば、今回も国民は自らの選挙参加により国家と体制の面目を守るだろう」と結びました。

 

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