イラン外務次官、「アメリカの行動に回答する」
May 17, 2016 21:47 Asia/Tokyo
イラン外務省のアラーグチー国際法担当次官が、「イランはアメリカのイラン国民に対する行動に回答する」と語りました。
イルナー通信によりますと、アラーグチー外務次官は、16日月曜夕方、イランに対するアメリカの犯罪行為から生じる損害の追求を政府に義務付ける法案の審議に関する国会の会議で、「アメリカがイランに対して一方的かつ不公正に行動する限り、イランも対抗措置を講じる権利がある」と述べました。
さらに、「イランに対するアメリカの犯罪行為から生じる損害の追求を政府に義務付ける法案は、核合意に反するものではなく、さらに国際関係において原則は相互の措置だ」と述べました。
イラン国会国家安全保障・外交政策委員会のシャフィーイー報道官もこの会議で、「これまで、イランの司法機関はアメリカに対して総額500億ドルの賠償金を求める判決を出したが、現在、1700億ドルの賠償金に関する訴訟が判決を待っている」と述べました。
アメリカの最高裁判所は、4月20日、アメリカの裁判所が、テロの犠牲者の訴えを審理する中で、イランの凍結資産を賠償金の支払いに当てることができるという決定を下しました。
この問題の原告は、1983年のレバノンでの爆発で死亡したアメリカ兵241人の遺族団体です。イランはこの爆発への関与を一切否定しています。
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