11月 04, 2021 18:53 Asia/Tokyo

イラン暦アーバーン月13日にあたる4日木曜は、イランでは国際的な覇権主義者に対する闘争の国民デーとされています。

イラン暦のこの日は、同国のイスラム革命の成立・進展プロセスにおける3つの重要な出来事が重なった日とされています。

その3つの重要な出来事とは、この革命の創始者ホメイニー師が1964年のこの日にトルコに追放され、1978年の同日は当時の旧王制側により多数の学生らが虐殺され、また1979年のこの日はホメイニー師を慕う学生らにより、スパイの巣窟とされる在テヘラン米大使館が占拠されており、いずれもイラン国民による対覇権主義闘争の過程において重要な転機となった出来事とされています。

今から42年前のこの日には、イスラム革命に対するアメリカの複数の陰謀に抗議するイラン人学生らが、テヘランにあるアメリカ大使館を占拠しました。

イラン国民は毎年のこの日、全国規模の大行進を開催して覇権主義打倒および、「独立、自由、イスラム共和制」というメッセージを連呼します。

4日木曜には、世界的な覇権主義との闘争の国民デーにちなんだ集会の終わりに、人々による共同声明が出されました。

この声明では、「世界的な覇権主義に対する闘争の国民デーは、アメリカの没落、ホワイトハウスの地域戦略と政策の失敗、西アジアやアフガニスタンからの米テロリスト軍の撤退、そして西側の自由民主主義の漸進的な崩壊とともに台頭した」とされています。

さらに、「世界的なシオニズムや覇権主義体制および、地域の反動分子に対抗するパレスチナ・イスラム抵抗運動ハマス、レバノンのシーア派組織ヒズボッラー、イエメンのシーア派組織アンサーロッラー、バーレーンの聖戦士、そしてイスラム共同体の強力な軍としてのイラクとシリアの民兵組織に対する全面的な支持を宣言する」とされています。

 

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