イラン・日本外相らが電話会談にて意見交換
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イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相と林外相
アミールアブドッラーヒヤーン・イラン外相と日本の林外相が、両国関係や地域・国際情勢に関して電話会談し、意見交換を行いました。
イルナー通信によりますと、アミールアブドッラーヒヤーン外相は2日木曜、この電話会談で林外相の着任に祝意を表明し、また日本の政府高官らに対しイラン大統領がよろしく伝えていることを告げるとともに、新型コロナウイルス対策向けの日本の人道支援に謝意を表明し、イラン国内に400万人のアフガニスタン難民が滞在していることに触れています。
また、「幸いにも、これまですでに250万人のアフガン難民がワクチン接種を受けており、イランは日本の人道支援物資をアフガン国民に向け送付する用意がある」と述べました。
さらに、本格的な冬の到来を前にアフガンが懸念すべき状況にあることを強調し、人道支援提供の必要性を強調しています。
そして、両国関係の様々な側面を振り返るとともに、イランとして保健衛生や自然環境、人道面、通商、掲載分野での関係拡大に向けた用意があることを表明し、「我々はあらゆる分野において、自らの協力を増やせる」としました。
続けて、核合意復活を目指してのオーストリア・ウィーンでの協議についても、「我々は真剣な協議や良好な合意を歓迎しており、相手側は自らの善意を示す必要がある」と強調し、「アメリカの政府関係者は一方で協議や核合意復帰を要請しておきながら、イランの個人や法人に同時に新たに制裁を行使している」と語っています。
一方、林外相もこの電話会談で、保健衛生や環境、観光、そのほかの分野での両国関係の拡大に向けた用意があることを表明するとともに、イランを経由しての日本の緊急支援物資の対アフガン送付を歓迎しました。
そして、アフガンでの包括的政権樹立の重要性や、同国でのテロ撲滅および、少数派や女性の権利の尊重を強調しています。
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