最高指導者、「体制の存続と発展の唯一の道は、敵に追従しないことだ」
イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、「体制の存続と発展の唯一の道は、国家の真の力と神の道における大いなる戦い、つまり、敵に追従しないことだ」と強調しました。
ハーメネイー師は、26日木曜、第5期専門家会議の議長および議員と会談し、専門家会議は真の意味で偉大な現象だとしました。
ハーメネイー師は、様々な問題に関してともに考えること、関心事に集中すること、立場や要求を表明すること、国民の要求や主張の方向性を形作ることを、専門家会議の可能性として挙げ、「これらの目的が実現されれば、立法、司法、行政の三権、その他の関係者も、おのずとその要求を満たすために動き出すだろう」と述べました。
また、専門家会議の方向性や目的は、革命の方向性や目的になるべきだと強調し、「イスラムの統治、自由、独立、社会的な公正、国民の福祉、貧困と無知の根絶、西側に広がる政治、社会、経済、道徳面での腐敗という根本を揺るがす脅威への対抗、覇権主義陣営の支配に対する抵抗が、イラン国民のイスラム革命の最も重要な目的だ」と語りました。
さらに、覇権主義者の本質は他者への支配にあるとし、「覇権主義陣営は、本質的に、各国の国民に対する支配の拡大を追求しており、それに抵抗しない国や国民は、それに取り囲まれる」と語りました。
ハーメネイー師は、イスラムは、間違いなく、圧制と覇権主義を根絶する要素だとし、「世界の理不尽な国々に対して抵抗し、覇権主義陣営を消滅させることのできるイスラムとは、ひとつの体制の形で統治を確立し、政治、経済、軍事、文化、メディアの手段を持っているものだ」と語りました。
さらに、第5期専門家会議の議員に向け、「停滞は好ましくない。変化と発展の原則が、イスラムと革命の目的を実現するために、常に真剣に考慮されるべきだ」と強調しました。