イラン原子力庁長官、「ロビー活動がIAEAのイランとのやり取りに影響すべきでない」
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イラン原子力庁のエスラーミー長官が、IAEA国際原子力機関との合意を発表した後に、「ロビー活動が、IAEAのイランとのやり取りに影響すべきではない」と述べました。
(last modified 2025-06-25T12:06:53+00:00 )
3月 06, 2022 19:37 Asia/Tokyo
  • イラン原子力庁のエスラーミー長官とIAEA国際原子力機関のグロッシ事務局長
    イラン原子力庁のエスラーミー長官とIAEA国際原子力機関のグロッシ事務局長

イラン原子力庁のエスラーミー長官が、IAEA国際原子力機関との合意を発表した後に、「ロビー活動が、IAEAのイランとのやり取りに影響すべきではない」と述べました。

IAEA国際原子力機関のグロッシ事務局長は、IAEAとイランとの技術協力継続に関してイラン政府高官らと話し合うため、5日土曜に使節団を率いてテヘランを訪問しました。

グロッシ事務局長とイラン高官らとの会談の後、イラン原子力庁とIAEAは問題解決を目的とした共同声明を発表し、両者の間で協力と対話を早急に進めて強化することで合意したと明らかにしました。

イルナー通信によりますと、エスラーミー長官は、テヘランにおいてグロッシ事務局長と5日に行った会談について自身のインスタグラムで触れ、「この会談で我々は、遅くとも今年6月までに、イラン原子力庁とIAEAの間に残る問題に関して必要な資料のやり取りを行ってそれを解決する、という結論に達した」としました。

続けて、「イランとIAEAにとって、問題が自然な形かつ取り決めの枠内にそって処理されることは重要である」と指摘しました。

また、「我々は、とても楽観的に捉えて希望をもっている。敵がイラン発展の途上に作り出した勢力、さらに、核科学者の暗殺のような明白な例を持つ、敵によるテロリスト的破壊的行動を、IAEA事務局長は以前同様に非難した。我々がIAEAとともに土台を築いている新たな進路ややり取りは、イランの核発展を推進するもととなるだろう」と説明しました。

そして、「IAEAは、自身の持つ能力や法的責任を、核の平和的計画拡大の後押し、促進、支援に向けて最大限に活用すべきである」と強調しました。

 


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