イラン各地で、人々がノウルーズ期間最終日の「自然の日」の行楽を楽しむ
(last modified Sat, 02 Apr 2022 10:38:26 GMT )
4月 02, 2022 19:38 Asia/Tokyo

イラン暦ファルヴァルディーン月13日にあたる2日土曜は、「自然の日」とされ、同国内各地で人々が自然環境に出かけ、春の新年ノウルーズ期間の最終日を家族とともに過ごしています。

イランでは長年にわたり、毎年この日には室内にこもらずに戸外や自然環境へ、家族や親戚などとともにピクニックに出かける習慣があります。

この日をノウルーズの一連の儀式の一環として過ごすことは、神から与えられた恩恵の価値を再確認するためのものとされ、自然界の春の再生を、最後の審判や来世の象徴とみなされることから、人々はこの日を緑の空間で過ごすのです。

一部の人々の間では、ノウルーズ休暇中に自然の中で家族とともに過ごすひと時が最も美しいと考えられています。

イランに暮らす諸民族は、それぞれの地域の文化や慣習に合わせて独自の儀式を行います。「自然の日」に行う共通の慣習のひとつに、「青草を河川に流す」というものがあり、それまで自宅内に縁起物の1つとして飾ってきた青草の束サブゼは、川や池、海などに流されます。

ほぼ2週間にわたったノウルーズ休暇はこれでお開きとなり、市民は翌日からそれぞれの職場や学校、平常の生活に戻ることになります。

 


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