イラン外務省報道官、アメリカの年次報告に関する声明を発表
イラン外務省のジャーベリーアンサーリー報道官が、「中東におけるアメリカの同盟国が、ISISなどのテロ組織を支援している一方で、イランはイラクやシリアのテロとの戦いの先頭に立っている」と語りました。
ジャーベリーアンサーリー報道官は、4日土曜夕方、イランは、テロとの戦いにおいて、最も真剣で効果的な勢力であることを行動で示しているとし、「イランは、原則的な政策に沿って、これまで同様、テロとの全面的な真の戦いのために、他国や国際機関と同調し、協力する用意があることを強調している」と語りました。
さらに、声明の中で、アメリカ国務省の年次報告に対し、「世界の多くの人、欧米の政治家の一部が、アメリカ政府ではなくても、少なくともその緊密な同盟国をテロの最大の支援国と見なしている中で、アメリカ国務省のテロに関する新たな年次報告では、イランがテロを支援しているとする偽りの主張が再び正当化され、明らかな事実が嘲笑されると共に、アメリカ国務省の報告が信用できないものであることを示す最良の証拠になっている」としました。
また、「独立、自由、占領からの解放を実現するための占領下にある国民の法的な闘争は、テロには相当しない。アメリカ国務省の年次報告にあるイランに対する非難の一部は、それに基づいた不当なものだ。これは、占領、国家テロ、人権侵害、殺害や弾圧に基づく政策の行使、パレスチナ人の存在の否定の最大の象徴であるシオニスト政権イスラエルの要求を反映したものだ」としました。
ジャーベリーアンサーリー報道官は、テロに対するアメリカのダブルスタンダード、欺瞞的な対応、プロパガンダが、地域や世界におけるテロ拡大の主な要因だとし、「アメリカがテロを手段として利用し、民間人に対するテロ組織の犯罪を黙認していることが、テロが根付き、世界中でテロへの対処が困難になっている原因だ」と述べました。