イラン最高指導者が、イラン・イラク戦争殉教者の日本人母への挨拶と祈祷を伝達
6月 16, 2022 15:34 Asia/Tokyo
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イラン最高指導者が、イラン・イラク戦争殉教者の日本人母への挨拶と祈祷を伝達
イラン・イスラム革命最高指導者ハーメネイー師の事務所の上級メンバーらが、1980年代のイラン・イラク戦争による殉教者の生母である在留日本人女性・山村邦子さん(イラン名:サバー・バーバーイー)に、イラン最高指導者の見舞いと祈祷の意を伝えました。
ファールス通信によりますと、ハーメネイー師事務所のモハンマディヤーン副所長は15日水曜午後、テヘラン市内の病院に入院中の山村さんを見舞い、ハーメネイー師の頭衣・チャフィエを献上するとともに、「イラン最高指導者は貴殿によろしくと伝えるとともに、イスラムおよび革命のために自らの人生をささげてきた貴殿のご健康を祈祷した」と述べています。
また、ハーメネイー師著作集出版事務所の代表者らも立ち会った今回の見舞いにおいて、モハンマディヤーン副所長は、「最近、わが最高指導者は貴殿の著作である回想録を読まれ、賞賛されるとともに同書への称賛文を執筆した」としました。
山村さんは21歳でイスラムに入信し、イラン人の夫とともにテヘランにやってきました。
山村さんの息子モハンマド・バーバーイーさんは、1980年代のイラン・イラク戦争において、19歳で殉教しています。
山村さんはIRIB国際放送ラジオ日本語の開局当時、このラジオの基盤づくりに精力的に参加し、その後も現在まで外部協力者として同局に協力してきました。
なお、イラン在留日本人女性としての山村さんの生涯をつづった回想録「日出づる国からの移住者」はペルシャ語で現在多くの人々に読まれています。
さらに、この著作は現在、日本語を初めとする各国語への翻訳が進んでいます。
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