イラン司法府人権本部書記、「わが国に対する証拠なしの主張の繰り返しで国連の権威失墜」
(last modified Sun, 19 Jun 2022 06:22:52 GMT )
6月 19, 2022 15:22 Asia/Tokyo
  • イラン司法府人権本部のガリーブアーバーディ書記
    イラン司法府人権本部のガリーブアーバーディ書記

イラン司法府人権本部のガリーブアーバーディ書記が、国連事務総長の人権関連報告に反論し、「確固たる証拠もなくわが国に対する主張を繰り返すことは、国連の権威を毀損する」と強調しました。

グテーレス国連事務総長は、報告書の中でイランにおける人権法の施行方式を批判するとともに、イランに対し国連人権特別報告者への協力を求めています。

イラン当局がこれまでに何度も、同国についての人権報告が正当な証拠なしに捏造された証拠により作成されたものであることを強調してきた一方、ロバート・マレー米国務省イラン担当特別代表はツイッターで、イラン担当国連特別報告者をはじめとした国連専門家の働きぶりを高く評価しました。

ガリーブアーバーディー書記は、イランの人権状況に関するグテーレス事務総長宛の報告に反論し、ツイッターにおいて、「国連事務総長の報告では、イラン側の見解は1%も反映されていない。このため、この報告がイラン政府の側から提出された情報も含んでいるとする事務総長の主張は否定される」と語っています。

さらに、「イランにおける人権状況を担当する、ジャーヴィド・ラフマン特別報告者による、事実無根で粗雑、かつ一連の主張をただ単に複写し切り貼りする行為は、国連の権威を毀損している」と述べました。

 


ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。

Instagram    Twitter    urmediem