ロシア海軍が、千島列島での水中調査を完了
7月 21, 2022 19:29 Asia/Tokyo
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千島列島
ロシア海軍太平洋艦隊の補助艦とロシア地質学会の水中研究センターが、千島列島(ロシア語呼称;クリル列島)における水中探査を完了しました。
ロシア・スプートニク通信が、同国国防省の発表として報じたところによりますと、今回の探査では、太平洋艦隊の救助船「イーゴリ・ベロウソフ」の乗組員が深海潜水艇「C-Explorer 3.1」を使って、マトゥア島(松輪島)付近の海底の詳細な調査が行われた、ということです。
同省は「探査の一環として実験的な潜水が成功した。その目的とは海軍の利益に適うもので、救助、水中技術、その他の潜水作業中に閉鎖呼吸回路方式と電子制御を備えた装置を使う技術試験を行うことだった 」と説明しています。
また、第二次世界大戦中に日本軍の砲兵の攻撃によって撃沈された米海軍の潜水艦「ヘリング」の調査も完了しました。
太平洋艦隊の補助艦とロシア地質学会の水中研究センターによる共同探査は、20日以上かかったということです。
近年、ロシアは千島列島で軍隊を大幅に集結させており、最近では日本近海でのロシア軍艦の航行・通過が頻繁に報告されています。
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