日銀・黒田総裁、「物価上昇は一時的」
10月 16, 2022 19:47 Asia/Tokyo
日銀の黒田総裁は、日本の物価上昇は一時的であり、今後も金融緩和を継続する意向であることを明らかにしました。
黒田総裁は、米ワシントンで開かれた金融関係者らが集まる討論会で、「日本では物価上昇率が2%を超えているが、原材料費などのコストの上昇によるもので、来年度の物価上昇率は2%を下回ると予想される」と述べ、一時的なものだという認識を示しました。
黒田氏は、日本経済は賃金上昇を伴うほど回復していないとして、「賃金の上昇を伴った持続的で安定的な物価安定目標の実現には経済を下支えする必要があり、そのためにも金融緩和を継続することが適切だ」と述べ、大規模な金融緩和を続ける姿勢を強調しました。
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