6月 04, 2023 18:58 Asia/Tokyo
  • 浜田防衛相、ロイド・オースティン米国防長官、リチャード・マールズ豪副首相兼国防大臣、カリート・ガルベス比国防大臣代行
    浜田防衛相、ロイド・オースティン米国防長官、リチャード・マールズ豪副首相兼国防大臣、カリート・ガルベス比国防大臣代行

日本、米国、オーストラリア、フィリピンの防衛相が3日、シンガポールで開催された「シャングリラ・ダイアログ(アジア安全保障会議)」の傍らで初めてとなる会談を実施しました。

共同通信などが報じたところによりますと、日本の防衛省は、シャングリラ会合出席のためシンガポールを訪問中の浜田防衛相が、ロイド・オースティン米国防長官、リチャード・マールズ豪副首相兼国防大臣、カリート・ガルベス比国防大臣代行との間で会談を実施したと発表しました。日米豪比の防衛相会談は、今回初めて開催されたということです。

四大臣は、地域における共通の課題や四か国の協力の拡大について議論したほか、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて、ともに取り組むことを確認しました。

共同通信はまた、四大臣が、南シナ海などを艦艇により航行して違法活動を抑止する「共同巡回」などについて協議したと伝えています。

これより前には、日本、フィリピン、米国の海上警備隊が、今月1日から7日までフィリピン海域で合同演習を初めて実施すると発表されていました。

今回の会談は、この4カ国が中国と多くの緊張を抱え、さらに米国がインド太平洋地域における中国の影響力拡大を阻もうとする中で行われました。

この一方、3日には日本の浜田防衛相と中国の李尚福国防相もシンガポールで会談し、台湾問題や係争中の東シナ海の島々の問題について話し合ったということです。

尖閣諸島(中国側呼称:釣魚群島)をめぐっては、日本と中国が領有権に関して異なる見解を主張し問題となっています。

 


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