鈴木宗男議員がロシア訪問、「対話が必要」
10月 03, 2023 19:21 Asia/Tokyo
日本維新の会の鈴木宗男・参議院議員がロシアを訪問し、同国外務省の高官と会談しました。
日本の複数のメディアがロシア外務省の発表として報じたところによりますと、鈴木議員は2日月曜、ロシア外務省のルデンコ外務次官と会談しました。
鈴木議員はまた、「黙っていては外交が動かない。こういうときだからこそ独自のチャンネルで(ロシアとの)対話が必要だ。私は誰よりもロシアと向き合ってきたものとして、私の立場で政治家としての責任を果たしていく」と語りました。
さらに鈴木氏は、前駐日ロシア大使だったガルージン外務次官とも会ったことを明らかにしました。
これについて鈴木氏は、ロシア側に対しウクライナ戦争をめぐり停戦を呼びかけ、「喫緊の状況等の説明を受けました。私は停戦することが一番と、私の話なんかをしながら、ロシアの考えも聞いてきました。そして『ロシアも平和を望んでいる』ということも言われていましたね。なぜこうなったかという経緯もロシアの立場についての細かい説明もありました」としています。
去年2月のウクライナ戦争勃発以降、日本の国会議員によるロシア訪問は初めてです。
鈴木議員は今後、ロシア上院の副議長や外交担当の委員長とも会談し、今月5日に帰国する予定だということです。
なお、ロシア外務省によりますと鈴木議員と会談したルデンコ外務次官は、『数十年にもわたる両国の協力関係がアメリカ追随の日本の制裁や欧米の反ロシア路線によって破壊されている』として遺憾の意を表明したということです。