日本人ジャズピアニスト、中国人と間違えられてニューヨークで暴行を受ける
10月 08, 2020 21:21 Asia/Tokyo
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日本人ジャズピアニストの海野雅威さん
米国を拠点に活動する日本人ジャズピアニストの海野雅威さんが先月27日、ニューヨーク市の地下鉄構内で暴行を受けていたことが分かりました。
ロシアのスプートニク通信によりますと、海野さんは中国人と間違えられたと見られ、鎖骨を骨折するなど重傷を負い、演奏活動再開の見通しは立っていません。
海野さんは仕事を終えて帰宅する際、地下鉄の改札付近で若者グループに暴行されました。ネットメディアSora Newsは、8人ほどの少年少女が「中国人」と叫びながら海野さんを襲ったと報じています。
目撃者の1人が救急車を呼び、海野さんは病院に搬送されました。犯人はまだ捕まっていません。
幸い命に別状はなかったものの、鎖骨を骨折した海野さんは現在ピアノを弾くことができなきず、収入の道も断たれています。
海野さんは今年6月に第1子が誕生し、父親になったばかりでしたが、鎖骨を骨折し全身あざだらけとなったために、現在は子どもを抱くこともできません。
海野さんの友人で同僚のドラマー、ジェローム・ジェニングスさんは、人種差別の犠牲者となった海野さんを支援するためにGoFundMeキャンペーンを立ち上げました。海野さんの治療費や海野さんの家族がより安全な地域へ引っ越すために、世界中からこれまでに8万9611ドル(約950万円)の寄付が寄せられたということです。
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