普天間飛行場ゲート前の990m2が返還 
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沖縄県の米軍普天間飛行場南側の佐真下ゲート前の土地約990m2が返還されました。
(last modified 2025-06-25T12:06:53+00:00 )
12月 21, 2020 21:24 Asia/Tokyo
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    普天間飛行場ゲート前の990m2が返還 

沖縄県の米軍普天間飛行場南側の佐真下ゲート前の土地約990m2が返還されました。

沖縄の地元紙・沖縄タイムズによりますと、同県の米軍普天間飛行場南側の佐真下ゲート付近で21日日曜、件の土地約990m2の返還式典が実施されています。

これは、市が来年3月末の市道宜野湾11号の全線開通に伴い渋滞が予想されるとして、返還を求めていたものです。

11号は、佐真下地区と国道330号の上原地区の間を普天間飛行場沿いにつなぐ道路で、全長3・5キロで、これまでの通行帯は道幅が狭く、佐真下交差点に向かって急角度に曲がっていましたが、このたびの返還により緩やかなカーブに変わり、同日午前10時より市道の一部として通行可能となりました。

今回の返還に際して、松川正則市長は「宜野湾市東側の交通網として11号の整備事業に40年余りを費やしてきた。返還に尽力頂いた防衛省、沖縄防衛局、米軍関係者、地権者の方々に感謝したい」とあいさつし、宜野湾市議会の上地安之議長、防衛局の田中利則局長、在沖米海兵隊政務外交部長のニール・オーウェンズ大佐とテープカットを行いました。

返還された土地は11月の日米合同委員会で、来年1月29日までの返還で合意が成立していたもので、日米間で返還に向けた手続きの完了に伴い、20日に返還されました。

松川市長はさらに、わずか0・1ヘクタールの返還に伴う式典の開催に「道路は(整備中の市道の)一部の供用開始だが、返還もしていただいているので、形としてやるべきだと考えた」とし、岸信夫防衛相はこの土地の返還を発表した18日の記者会見で「今後とも目に見える形で、一つ一つ着実に結果を出すことによって、沖縄の負担軽減に全力を尽くしてまいりたい」と述べています。

一方で市民からは「針の穴ほどの面積を返してもらうのに戦後75年もかかる。全面返還にはいつまでかかるのか。こんな現状を全国の人に知ってほしい」との意見も出ています。

 

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