菅首相が訪米へ、バイデン氏就任後訪米する初の外国首脳に
(last modified Sat, 13 Mar 2021 08:53:56 GMT )
3月 13, 2021 17:53 Asia/Tokyo
  • 菅義偉首相とバイデン米大統領
    菅義偉首相とバイデン米大統領

 菅義偉首相が、バイデン米大統領の就任後訪米する初の外国首脳となる見通しです。

CNNが米政権高官の話として報じたところによりますと、具体的な日程は現時点では未確定とされていますが、菅総理大臣は来月前半にもアメリカを訪れ、バイデン大統領と対面での日米首脳会談を行う方向となりました。

これが実現した場合、バイデン大統領の就任後初の対面式の首脳会談となります。

また、NHKによりますと、加藤官房長官はこのことについて「対面での率直な意見交換は極めて意義がある。日米同盟の結束を対外的に示しインド太平洋地域へのアメリカのコミットメントを示す上でも意義の深いものだ」と述べました。

そして、「日米同盟を含む日米関係を一層強化し自由で開かれたインド太平洋の実現に向けて日米の緊密な連携を確認することを期待している。また、地域の課題や新型コロナウイルス対策、気候変動といった国際社会の共通課題について有意義な議論が行われるものと期待している」とコメントしています。

なお、バイデン氏と菅氏は12日金曜、インドのモディ首相とオーストラリアのモリソン首相を交え、就任後初の多国間首脳会合参加となったバイデン氏も参加しての日米豪印4カ国の非公式の枠組み「QUAD(クアッド)」のオンライン会合を実施しました。

会合に出席したサリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)の話では、4カ国の首脳は今回、東南アジア諸国連合(ASEAN)やインド太平洋地域などに2022年末までに最大10億回分の新型コロナウイルスワクチンを供給することを約束し、この目標は「インドの製造、米国の技術、日本と米国の資金支援、オーストラリアの物流能力」によって可能になる、ということです。

一方、中国政府は13日土曜、声明を発表し、冷戦の有毒な精神を思い起こさせるものとして、QUAD首脳会談に否定的な見解を示しました。

 

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