択捉島クリリスク市長、「日本人は観光やビジネスで歓迎」
10月 12, 2021 19:11 Asia/Tokyo
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択捉島クリリスク市長
北方四島のつ・択捉島(ロシア側呼称;クリル地区イトゥルップ島)クリリスク市のワジム・ロコトフ市長が、「日本人を観光客やビジネス関係の客人として歓迎したい」と語りました。
ロシア・スプートニク通信によりますと、ロコトフ市長は、日本の岸田首相が日本の主権が北方領土(ロシア側呼称;南クリル)まで及ぶと発言したことに対し、日本人を観光客やビジネス関係の客人として歓迎したいとコメントしています。
また、「この類の発言は常にある。私たちはすでに慣れている。日本に新首相が誕生する度に領土問題解決に対する決意が宣言される。ここで、領土割譲を禁止したロシア憲法改正について触れておきたい。クリル地区住民全員が改正案に賛成票を投じた」と述べました。
さらに、「私たちは両国の友好や善隣関係の進展を支持する。クリル地区住民は日本人を客人として、観光やビジネスで歓迎する」とした上で、「あくまでもロシアの法律を優先する」と付け加えています。
最近着任した岸田首相はこれに先立ち、「北方領土」は日本の主権領土であると発言し、また日露平和条約について「次の世代に先送りせず、領土問題を解決して平和条約を締結する方針だ」と表明していました。
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