カタールW杯組織委が対策発表、ファンは「混雑」覚悟を
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2022年サッカーW杯カタール大会の組織委員会が、大会開幕後の2週間はサポーターの数がピークに達するため、「混雑」を覚悟するようファンに警告しました。
(last modified 2025-06-25T12:06:53+00:00 )
10月 13, 2022 16:57 Asia/Tokyo
  • 2022年サッカーW杯カタール大会
    2022年サッカーW杯カタール大会

2022年サッカーW杯カタール大会の組織委員会が、大会開幕後の2週間はサポーターの数がピークに達するため、「混雑」を覚悟するようファンに警告しました。

フランス通信によりますと、組織委と政府は12日水曜、W杯による交通渋滞を回避するための対策の骨子を説明しています。

それによりますと、多くの道路では自家用車が規制され、いくつかのスタジアムでは近隣住人が自宅に出入りするために許可が必要になるということです。

開催国カタールは数十億ドルを投じて、八つのスタジアムのうち五つに乗り入れる最新式の全自動無人運転地下鉄を整備したほか、路上では3200台のバスと3000台のタクシーを追加で走らせるということです。

また組織委は地元の住民に対し、試合観戦の際は自家用車を含む「自家輸送」の利用を呼び掛けており、電車やバスは大会期間中に訪れるとみられている100万人以上の外国人ファンのために利用しないよう促しました。

「混雑を予測している」と話した組織委員会の交通責任者はさらに、「1日4試合(の開催)はこの地域やドーハのような市にとって挑戦である」と続け、スタジアムへのアクセスや日常生活を送ることについては「解決策」があるとしています。

続けて同責任者は、組織委員会が「ファンに規制を守ること」をはじめ、試合時間に間に合うように早めに出発すること、車に一人で乗らないようにすることなどを求めているとし、「これらのことで見込まれている混雑が軽減される。カタールであれ世界のどこの国であれ、W杯のような大会では混雑が予想される」と語りました。

なお、大会期間中はドーハ中心部周辺ではほとんどの自家用車の乗り入れが禁じられ、違反した場合は罰金140ドル(約2万1000円)が科される他、四つのスタジアム周辺に住む住人は、自宅から出入りする際に許可が必要になるということです。

史上初の西アジアでの開催となる今回のFIFAサッカーW杯は、来たる11月20日から12月18日まで、“Now is All“(今こそがすべて)をスローガンとし、カタールの国内5都市で開催されます。

なお、今大会でイランはイングランド、ウェールズ、アメリカと同じB組に入っています。

 


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