パレスチナ各集団、「ネタニヤフ氏の政権復帰は、わが国民への暴力増強に発展」
パレスチナの各グループが、「ネタニヤフ氏の政権復帰は、パレスチナ国民への暴力や過激主義的な行動の強化につながる」と予想しています。
2日水曜のシオニスト政権イスラエル議会選挙の投票集計の最新結果では、ネタニヤフ元首相が率いるリクード党が首位となっています。
パレスチナのマアー通信によりますと、パレスチナのファタハ組織の報道官は、「イスラエル社会は、ヨルダン川西岸、ベイトルモガッダス・エルサレム、ガザ地区で多くの犯罪に手を染めた過激的な右派を選出したとき、この社会は強硬的な社会であることが判明する」としています。
また、「イスラエルのこれまでの歴代政権は全て過激は政権であり、ヨルダン川西岸の併合、パレスチナ人の土地の没収、ベイトルモガッダスのユダヤ化、パレスチナ問題を脇に追いやることを追求してきたが、これらの行動は、ネタニヤフ氏の政権復帰により再開される」と語りました。
さらに、「我々の闘争は継続される。というのも、我々はこの地の本来の所有者であり、聖地ベイトルモガッダスの町や自由と独立のための自らの権利を守るからである」としました。
なお、パレスチナイスラム抵抗運動ハマスのハジム・ガシム報道官も、「イスラル社会は、パレスチナ国民に対抗する最も差別的で過激な人物に政権を握らせている。このことは、今後パレスチナ人に対する攻撃や衝突は増加し、国内全域での暴力や緊張も増加させる可能性があることを示すものだ」と語りました。
さらに、「これまでに全てのイスラエル政権は、ヨルダン川西岸や聖地、ガザ地区でパレスチナ人に対して多くの犯罪を犯しており、次の段階においても、これらの緊張がより高まるだろう」としています。