米シンクタンク、「米軍のシリア駐留は危険」
(last modified Mon, 16 Jan 2023 10:53:45 GMT )
1月 16, 2023 19:53 Asia/Tokyo

米シンクタンク「ナショナル・インタレスト・センター」が報告書の中で、「シリアにおける米軍の介入や違法駐留は無益かつ危険である」と強調しました。

 同センターはまた、「シリアにおける米国の違法駐留はいつの時代にも増して危険なものになっている。米国はシリアから900人の兵士と数千人の兵站部隊をできるだけ早く撤退させるべきだ」と表明しました。

米軍、および米支援下のシリア民主軍が占領するシリア北東部ハサカ県やその他の同国北部地域では、常に市民らが占領軍や武装組織によるこれらの地域住民へのテロ行為に抗議しています。

シリア政府はこれまでに何度も、同国北東部および北部にいるこれらの米軍や武装組織がシリア産原油の略奪のみを目的としており、地域での彼らの駐留が違法であることを強調してきました。

シリアでは2011年からサウジアラビア、アメリカや彼らの同盟国の支援を受けている複数のテロ組織が、地域のパワーバランスをシオニスト政権イスラエルに有利となるよう転換させるべく、大規模な侵略をしかけたことにより危機が生じました。

しかし、アメリカの軍事的な片腕だったテロ組織ISISが2017年9月に敗北した後、アメリカは直接彼らに取って代わり、その時期からISISの代わりにシリアの石油などの資源の略奪を開始しています。

 


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