イエメン・シーア派組織「米はイエメンの石油支配を追求」
3月 26, 2023 19:38 Asia/Tokyo
イエメンのシーア派組織アンサーロッラーのアルフーシ事務局長が、アメリカは自らの手段によって、イエメンを占領し、同国の石油資源を支配するよう働きかけている、としました。
ファールス通信によりますと、アルフーシ事務局長は、イエメンへの侵略開始が米から発表されたことは、この侵略におけるアメリカの役割を示すものだとし、「封鎖は、我々の国に対する戦争の主要部分であり、国富に対するイエメン国民の権利を彼らから奪うこともこの侵略の一部であり、容認できない」と述べました。
さらに、サウジアラビアやアラブ首長国連邦に対し、アメリカの利益になるこの侵略を継続せず、自らの利益、捕虜交換、封鎖解除を考えるよう勧告するとしました。
また、「侵略や封鎖の停止、占領の終了、破壊された建築物の再建、損害賠償の支払い、捕虜交換プロセスの完了などが和平実現の唯一の方法である」と強調しました。
サウジアラビアは、アメリカ、アラブ首長国連邦、その他の複数の国の支援を受けて、2015年3月よりイエメンへ軍事侵略を行い、同国を全面的に封鎖してきました。
サウジアラビアとその同盟国によるイエメン攻撃で、これまでに、イエメン人18000人が死亡、数万人が負傷したほか、数百万人が住む家を失っています。