米によるシリア石油略奪が20%増
(last modified Sat, 12 Aug 2023 10:43:04 GMT )
8月 12, 2023 19:43 Asia/Tokyo

イラクの主要政治家の一人でシーア派政治団体調整委員会のメンバーであるジャッバール・ウーデ氏が、「今年に入って以降、米国がイラク領土を通じ略奪したシリア石油の量は20%増加した」と述べました。

シリア国内で米軍の手先となっていたテロ組織ISISが敗北した後、アメリカはISISに取って代わりすぐさま、直接シリアの石油を略奪し始めました。

ファールス通信によりますと、ウーデ氏は「シリア・イラク国境の6地域に駐留している米軍は、シリアから石油を運び出しタンクローリーでイラクへ持ち去る窃盗団となり、ブローカーとしてトルコや他の国へこれを売りつけている」と述べました。

続けて、「略奪された石油から得られる利益の90%は、過激派組織に渡っている」と指摘しました。

また、「米軍は、西アジア最大の石油略奪作戦の監督者であり、このために移動部隊を組織して、略奪された石油を運ぶタンクローリーの安全確保をさせている」と説明しました。

シリア政府は先日、同国東部を占領している米軍とその手先が、同地域で生産される日量380万バレルの石油のうち、約6万6000バレルを略奪していることを明らかにしました。

同国政府は、シリア東部および北東部を占領する米軍は石油略奪以外の目的を持たず、シリア国内にいること自体が違法であると、繰り返し強調しています。

 


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