赤十字国際委員会「ガザの医療状況は非常に危機的」
11月 13, 2023 20:52 Asia/Tokyo
ICRC赤十字国際委員会の代表が、「パレスチナ・ガザ地区の医療・人道状況は危機的なものである」とし、「同地区内の病院の多くが閉鎖され活動できなくなっている」と語りました。
ICRCの代表であるアレナ・スィネンコ氏は13日月曜、このことを明らかにし、「当組織は引き続きイスラエルと交渉しているが、ガザのアル・シャファー病院への国際機関の関係者の立ち入りのための明確な計画はまだ存在しない」と語りました。
また、ガザ地区の保健衛生状況については「非常に危機的である」とし、「多くの病院が閉鎖され、医療活動ができなくなっている」と述べました。
「活動を継続している一部の病院にも、負傷者や避難民が溢れかえっている。これは、人々の間では、爆撃を受けているこの地域では病院が唯一安全な場所であると考えられているからだ」としました。
これ以前にも、パレスチナ赤新月社は、ガザ地区で救援活動を行っていた18台の救急車の大半が破壊され、わずか7台しか残っていない、と発表しました。