イスラエルのガザ攻撃が47日目に突入 攻撃続くも一時停戦を発表
シオニスト政権イスラエル軍によるパレスチナ・ガザ地区への残忍な空襲と地上攻撃が続き、ヨルダン川西岸のパレスチナ住民が逮捕・拘束される中、一時停戦が発表されました。
イスラエル軍は、停戦への合意を発表したにもかかわらず、22日水曜朝もガザ中心部と病院への砲撃および無人機攻撃を続行しました。
情報筋は22日未明、「ガザ北部のジャバリア難民キャンプに対するシオニスト政権軍の攻撃により、60人以上が殉教した」と発表しました。
また、21日火曜夜のガザ中心部の住宅に対するイスラエル軍の攻撃では、41人のパレスチナ人が殉教し、数十人が負傷または行方不明となっています。
さらにレバノンのアルマヤーディン・テレビは、「イスラエルは、ガザ地区の北部から南部へ移動するパレスチナ難民の車列を砲撃した」とも伝えました。
パレスチナのアルヨウム通信も、イスラエル軍がヨルダン川西岸を大規模に襲撃し、多数の人々を殉教・負傷に追い込んだほか、一部の身柄を拘束したと報じています。
一方、カタール外務省は、ガザ地区の停戦合意プロセスを監督する調停役の一人として、この停戦成立に関する声明を発表しました。それによりますと、ガザ側からイスラエル人捕虜50人を釈放するのと引き換えに、法定年齢未満の子供と女性を含むパレスチナ人捕虜150人が釈放されることになっています。
停戦合意に関しては、アメリカ政府も1時間前にこれを認めました。イスラエル側は、過激派の閣僚3名以外はこれに賛成票を投じたということです。また、パレスチナ・イスラム抵抗運動ハマス運動も声明で、4日間の停戦合意を認めました。
先月7日のパレスチナ抵抗勢力による「アクサーの嵐」作戦の開始以来、ガザでは子供5,840人、女性3,920人を含む1万4,128人が殉教したほか、6,800人以上が行方不明、もしくは瓦礫の下に取り残されています。このほか、負傷者数は3万3000人を超え、そのうち75%以上を女性と子供が占めています。