イスラエル軍によるガザでのジェノサイドが100日目に突入
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シオニスト政権イスラエルによるジェノサイドを目的としたガザ攻撃は、アメリカによる政治的・軍事的援助が続く中で、100日目に突入しました。
(last modified 2025-08-16T09:55:59+00:00 )
1月 14, 2024 20:31 Asia/Tokyo

シオニスト政権イスラエルによるジェノサイドを目的としたガザ攻撃は、アメリカによる政治的・軍事的援助が続く中で、100日目に突入しました。

昨年10月7日から続くイスラエルによるガザ攻撃で、これまでにパレスチナ人2万3843人が殉教6万317人が負傷しています。殉教者のうちおよそ1万400人は子供、7100人は女性だということです。また行方不明者も7000人以上にのぼり、その7割が子供だと伝えられています。イスラエル軍はこの攻撃で、欧米製の最新鋭の兵器を使っています。

イスラエル軍は14日未明、ガザ中部にある難民キャンプ2カ所を砲撃しました。同時にヨルダン川西岸ジェニンにも地上部隊が侵攻しましたが、ハマス傘下のガッサーム旅団による抵抗を受け、退却しました。

この100日間でイスラエル軍は火薬量にして6万5000トンの爆弾を投下しました。これにより、多数の殉教者・負傷者を出しただけでなく、7万戸以上の住宅が全壊、30万戸以上が半壊しました。また、ガザのインフラは大半が破壊されたか、電気・水・燃料の枯渇により機能していません。

イスラエル軍は病院や医療施設をも攻撃対象としており、これまでにガザの医療関係者337人が殉教、99人が拘束されています。また病院30カ所、医療センター53カ所、保健所150カ所が機能停止しているほか、空爆で救急車121台が破壊され、現在使用可能なのはわずか6台しかないということです。

ガザの医療機関は崩壊しつつあり、1万人のがん患者が治療を受けられないままになっています。

WFP・世界食糧計画は、ガザ全域で飢餓が蔓延しており、人々は食料を手に入れることができないと警告しました。また、難民のうち83~97%が食料不足で、一部地域では家庭のおよそ9割が1食も食べられない日があるとしています。

ガザ保健省は声明の中で、エジプトとの境界にあるラファの衛生状態はきわめて深刻で、130万人の難民を受け入れられる状態ではないとしています。ガザが飢餓から脱するには、1日あたりトラック1300台分の食料が必要です。

シオニスト政権のネタニヤフ首相は13日、ICJ・国際司法裁判所でイスラエルによるジェノサイドが審理されたことを受け、「(ICJの)誰もイスラエルの戦争を止めることはできない」と豪語しました。

こうした中、人権団体のアムネスティ・インターナショナルは声明を発表し、「ガザは天井のない監獄から、巨大な墓場へ我々の目の前で変わろうとしている」とし、「各国には、ガザでのジェノサイドを阻止するため行動する国際法上の義務がある」としました。

 


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