ベイトハーヌーンでガザの子供たちの殺害者が流血の待ち伏せに遭遇;カッサム旅団:「ガザ子供殺し屋の軍隊の恐怖を粉砕」
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パレスチナ抵抗勢力の作戦で殲滅した4人のシオニスト兵ら
シオニスト政権イスラエル軍が、ガザ地区北部でのパレスチナ戦闘員による待ち伏せ攻撃でイスラエル兵数名が死傷したことを明らかにしました。
シオニスト系メディアは、ガザ北部ベイト・ハーヌーンで7日月曜、パレスチナ抵抗勢力がイスラエル占領軍に対して行った待ち伏せ攻撃を、かつてない複雑なものだったと報じました。これらの情報筋によれば、この待ち伏せ攻撃はガザ南部ハーンユヌス事件を彷彿とさせるもので、開戦以来イスラエル占領軍が受けた最も流血の多かった打撃の一つとされています。
【ParsToday西アジア】アルアーラム・チャンネルによりますと、パレスチナ抵抗勢力がベイトハーヌーンで実施した大規模な作戦で、イスラエル兵5人が死亡、14人が負傷しました。
複数の報道によれば、他1人のイスラエル兵が行方不明だということです。一方、地元メディアは、シオニスト系メディアがこれまでにシオニスト兵6人の死亡と11人の負傷を確認したと報じています。
この作戦はどのように行われたか?
カタール国営衛星通信アルジャジーラはイスラエルのメディアの報道として、ガザ北部における厳しい治安維持作戦の新たな詳細を明らかにし「ガザ北部でイスラエル兵に対する正確な待ち伏せ攻撃が計画されていた」と報じました。この報道ではまた「1発目の爆弾はイスラエル軍の戦車を標的とし、2発目の爆弾は占領軍を避難させるために戦場から入ってきた部隊が到着した際に爆発した。3発目の爆弾も占領軍の第2弾を射程圏内に捉えた。それから4発目の爆弾が爆発し、小火器の発砲ともにシオニスト負傷兵を標的とした。さらに、現場付近では抵抗勢力による激しい迫撃砲射撃も報告されており、これによりシオニスト軍の戦闘からの脱出作戦は遅延した。複数の報告によれば、迫撃砲攻撃の激しさにより、攻撃された車両内で多数のイスラエル軍兵士が焼死したということです。
イスラエル首相、米大統領特使との会談を中断
一方、シオニスト系メディアは「ネタニヤフ・イスラエル首相が、ガザ区北部での治安事件に関する緊急報告を受け、事件の詳細を把握するため、スティーブ・ウィトコフ西アジア担当米大統領特別代表との会談を中断した」と報じました。イスラエル占領地の公用語ヘブライ語のメディアによれば、今回の出来事はネタニヤフ首相とウィトコフ氏が会談を始めようとした瞬間に発生し、ネタニヤフ首相はウィトコフ氏との会談の中断により事件の詳細を知らされたということです。
イスラエルのメディアは、米ワシントンでパレスチナ戦闘員による精密かつ複雑な作戦の一報を受けたネタニヤフ首相の映像を公開しました。ネタニヤフ首相の複雑な表情は、特に彼が訪米中にガザ北部でシオニスト軍に対するこの作戦が行われるとは予想していなかったことを物語っています。
抵抗勢力の勇気を称える「神は偉大なり」の響き
ベイトハーヌーンにおけるパレスチナ抵抗活動が大規模かつ成功裡に展開されたことを受け、レバノンのパレスチナ人キャンプは歓喜と熱狂に包まれました。一方、レバノンのアルマヤーディンTVは「キャンプ内のモスクのスピーカーから『神は偉大なり』との音声が鳴り響き、抵抗勢力の不屈の精神と勇気を称えた」と報じています。
この象徴的な措置がなされた一方で、イスラエルの情報筋は「この複雑な待ち伏せ攻撃でイスラエル軍に多数の死傷者が出た」と報告しており、アナリストらはこの出来事を、ここ数カ月で占領軍にとって最も困難な治安関連事件の一つだとみています。
ハマス軍事部門カッサム旅団:「死体と葬儀の光景が恒常化」
パレスチナ・イスラム抵抗運動ハマス運動の軍事部門であるカッサム旅団はあるポスターを発表して、ヘブライ語とアラビア語によりベイトハーヌーン作戦に反応し、「死体と葬儀の光景が恒常的なものとなっている」と強調しました。「我々はあなた方の軍の恐怖を打ち砕く」と題されたこのポスターには、「我が国民に対する敵の侵略と犯罪的な戦争が続くならば、敵兵の遺体と葬儀の光景は1つの恒常的な出来事と化す」というカッサム旅団のアブ・ウバイダ前報道官の発言が引用されています。