サウジ国王が生前退位の可能性

ロイター通信が、サウジアラビアのサルマン国王が、今年の９月に生前退位し、息子で国防大臣のムハンマド・ビン・サルマン皇太子が新国王に即位する可能性がある、と報じました。

ロイター通信によりますと、サウジアラビアの情報筋は王族関係者の話として、「サルマン現国王は今月、声明を録音し、その中で、王位を息子のムハンマド・ビン・サルマン皇太子に譲る旨を発表している」としました。

サルマン国王は６月２１日、ムハンマド・ビン・ナーイフ皇太子を解任し、息子のムハンマド・ビン・サルマン副皇太子を新皇太子に任命しました。これは、王位を継承させるためだと見られています。

ナーイフ元皇太子は解任された後、自宅に軟禁されています。