サウジアラビア側がカショギ氏殺害の証拠を隠滅
11月 09, 2018 16:28 Asia/Tokyo
トルコ検察が発表したところによりますと、サウジアラビアの捜査チームが同国の体制批判的なジャーナリスト、カショギ氏の殺害に関して、すべての証拠や痕跡を隠滅したとしました。
ファールス通信によりますと、トルコの検察関係筋は、アルジャジーラとのインタビューで、サウジアラビアの捜査チームに属する薬品・毒物の専門家が、7日間にわたりイスタンブールに滞在し、カショギ氏の殺害に関するすべての証拠を隠滅したと強調しました。
また、「トルコ検察はカショギ氏の遺体の捜索を停止した。これ以上の捜索に意味はない」としました。
以前、トルコの検事総長に近い筋は、イスタンブールのサウジアラビア総領事館の内部で、フッ化水素酸や特別な化学薬品の残留物が発見され、捜査の結果、カショギ氏の遺体は酸により溶かされたと語っていました。
カショギ氏は、先月2日、イスタンブールのサウジアラビア総領事館に入った後、消息を絶ちました。
報道によりますと、カショギ氏はサウジアラビアのムハンマド皇太子の指示で、同国の諜報機関員により殺害されたのではないかとされています。
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