国際人権団体アムネスティ、サウジとUAEでのW杯試合の開催について警告
国際人権団体アムネスティインターナショナルが、FIFA国際サッカー連盟に対し、2022年のサッカーワールドカップ・カタール大会の試合会場を、サウジアラビアとアラブ首長国連邦にまで拡大することについて警告しました。
IRIB通信によりますと、アムネスティは24日土曜、声明を発表し、「サウジとUAEの人権状況分野での行動改善は、この2カ国が次回W杯の試合会場に含まれるための条件となるべきだ」と表明しています。
FIFAのインファンティーノ会長は、最近マレーシアで開催されたAFCアジアサッカー連盟の年次会合において、「FIFAは現在、次回のカタール大会への参加チームの数を増やし、また地域諸国にW杯の共同開催の権利を供与することを検討中だ」と語りました。
アムネスティを含む人権団体や国際機関の多くは、これまでに何度もサウジアラビアとUAEでの人権活動家の弾圧や処刑、収監を非難しています。
これらの機関の報告では、サウジアラビアとUAEは世界でもっとも主要な人権侵害国とされています。
サウジアラビアとUAEの国内法は、自国内での多くの人々の処刑や逮捕、弾圧に加えて、2015年3月からアメリカと一部の西側諸国の支援を得て、イエメンを攻撃し、全面的に封鎖しています。
この2カ国とその同盟国による対イエメン戦争で、これまでにイエメンでは1万4000人以上が死亡、数万人が負傷したほか、数百万人が難民化しています。
サウジアラビアとUAEはさらに、バーレーンやエジプトとともに、2017年6月5日から、カタールがサウジアラビアっが指導するアラブ諸国に同調しないことを理由に、カタールと断交し、制裁行使のほかカタールに対する陸、海、空の国境の閉鎖を決行しています。
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