イエメン支援をめぐるWFPの失態に市民が抗議
6月 20, 2019 19:04 Asia/Tokyo
イエメン市民数百人が、首都サヌアにある国連事務所前に集まり、「WFP国連世界食糧計はイエメン国民に腐敗した食料や医薬品を届けている」として抗議しました。
イエメン関税局は、WFPが同国民への支援物資として送付した食糧、特に妊婦用の食品や数百トンの小麦、および使用期限切れで腐敗していた医薬品などを、西部フダイダ港湾で摘発、差止めとしました。
同国アルマシーラテレビによりますと、集まった人々はイエメン国民に対する、腐敗した食糧や医薬品の送付というWFPの行動に抗議し、「国連は、このような悪意に満ちた行動を完全に把握していないばかりか、イエメン国民の殺害への主な加担者だ」と強く訴えました。
イエメン保健省の最終統計によれば、イエメン人の子供200万人以上が栄養不良状態にあり、そのうち40万人が死の危険にさらされているということです。
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