アメリカ議会が、サウジ人記者殺害犯の処罰に関する法案を可決
7月 16, 2019 20:05 Asia/Tokyo
アメリカ下院が、サウジアラビア反体制派記者ジャマール・カショギ氏殺害から10ヶ月が経過した後、遂にこの事件の実行犯の処罰に関する法案を可決に持ち込みました。
イギリスの新聞ガーディアンによりますと、アメリカ下院はカショギ氏殺害の実行犯の法的訴追および処罰に関する法案を、賛成405票、反対7票の圧倒的多数で可決しています。
国連特別報告者のアグネス・カラマード氏は最近、カショギ氏殺害事件にサウジアラビアのムハンマド皇太子および、同国の政府高官複数名が関与していたと主張し、これに関するアメリカの措置を求めています。
今回の法案が施行されるには、アメリカ上院での可決、さらにはアメリカのトランプ大統領の署名が必要になります。
カショギ氏は、過去に何度も人権蹂躙やイエメンでの戦争犯罪を理由にサウジアラビア政府を批判していましたが、昨年10月2日にトルコ・イスタンブールにあるサウジアラビア領事館内で惨殺されました。
CIAをはじめとする情報機関は、カショギ氏殺害がムハンマド皇太子の命令により実施された、と報告しています。
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