カタールが、イラン提唱の「ホルモズ平和イニシアチブ」を歓迎
10月 02, 2019 02:56 Asia/Tokyo
カタール外務省のロルワ・ハテル(Lolwah al-Khater)報道官が、イランのローハーニー大統領の提唱した、「ホルモズ平和イニシアチブ」と称する地域的な平和構想に関して、「これに関するカタールの解釈は、イランは効果的な対話への参加の意向を有している、というものである」と語りました。
ファールス通信によりますと、ロルワ・ハテル報道官は、「カタールのみならず、軍事衝突を目の当たりにしたくないほかの地域諸国にとってに、地域の緊張緩和のための用意・心構えが存在する」と述べています。
ローハーニー大統領は先週、アメリカ・ニューヨークでの国連総会の一般討論演説において、「希望の構想」と称した地域的な平和構想「ホルモズ平和イニシアチブ」を提起しました。
こうした中、カタール外務省報道官は「国連総会では、ペルシャ湾協力会議の危機に関する進展が全く見られない」とし、「ペルシャ湾協力会議に加盟しているアラブ3カ国とカタールの間の緊張と対立、並びに対カタール制裁は、同組織の存続を脅かしている」としました。
サウジアラビア、アラブ首長国連邦、バーレーン、そしてエジプトは、カタールがサウジアラビア主導のアラブ諸国の行動と歩調を合わせていない、との理由により、2017年6月5日からカタールとの外交関係を断絶し、同国への制裁行使に加えて、カタールに対し自国の陸・海・空の国境を閉鎖しました。
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