シリアの議会選挙、開票作業がスタート
4月 14, 2016 20:54 Asia/Tokyo
シリアの議会選挙で開票作業が始まりました。
シリアのサナ通信が、14日木曜、伝えたところによりますと、シリア最高司法選挙委員会は、「開票作業は、シリアの各州で、司法委員会の監視の下で開始された」と発表しました。
シリア議会選挙は、13日水曜に実施され、3500人の候補者が250の議席を巡って争いました。
こうした中、13日夕方、シリア和平協議の新ラウンドが始まり、国連のデミストゥラ・シリア特使は、スイスのジュネーブで、反体制派協議団の最高委員会のメンバーと会談しました。
デミストゥラ特使は、「シリアの政治的な移行プロセスを確立することが、ジュネーブの話し合いの目的だ」と語りました。
シリア政府代表団は、間接的に和平協議に参加するため、15日金曜、ジュネーブ入りすると見られています。
シリアのメクダード外務次官は、13日水曜夜、AP通信のインタビューで、「シリアの反体制派は移行政権の樹立を提案しているが、これは実際、アサド大統領の退陣とクーデターを意味するもので、シリアの国民は、そのような計画が実行されるのを許さないだろう」と述べました。
また、「アサド大統領は、シリア危機の5年間、テロリストとの戦いに巻き込まれている。トルコとサウジアラビアのみが、自分たちの利益を確保するために、アサド大統領の退陣にこだわっている」と述べました。
前回のシリア和平協議は、3月24日に実施されましたが、アサド大統領の退陣と政権移行の必要性に関して合意に至らずに閉幕しました。
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