オマーン海で、日本とEUが合同軍事訓練を実施
EU海軍と日本の海上自衛隊がオマーン海にて、「国際・自由海域での対海賊作戦演習」と称する合同軍事訓練を行いました。
ファールス通信によりますと、EUは18日月曜、オマーン海における日本との合同軍事訓練の開催を明らかにしています。
EU外交機関の情報サイトは声明の中で、「今月16日にEUと日本は、アデン湾およびオマーン海沿岸にて海上合同軍事訓練を実施した。この訓練には、日本の海上自衛隊とEU海軍の兵器が参加していた」と表明しました。
EUは、「この演習に参加した部隊は、オマーンの海上警備機関と情報を共有した」とし、「この海上合同軍事訓練は、海賊対策作戦のシナリオに基づくもので、その内容は海賊船への乗り込み、甲板への着陸、複雑な戦術の進化、自由海域での合同巡視などが含まれていた」と発表しています。
この声明ではさらに、「この演習は、2021年5月のEU・日・ジブチ合同演習を含む、他のEU・日本合同海上活動という枠組みで開催された。最近採択されたインド・オセアニア地域での協力のためのEUの戦略は、海上安全の向上に向け、インド・オセアニア地域のパートナーとのさらなる合同での活動が必要だ」とされています。
EUはまた、ペルシャ湾岸諸国とのパートナーシップを強化する意向だとし、「EUは、航行の自由に関する実際的な海事協力を通じて、海上ルートの安全維持や、旧来およびそれ以外の脅威のすべてからの世界の海域の防衛、そして持続的で平和な海洋を通じての利益、公共福祉の増大など、法に沿った国際秩序の維持を約束している」としました。
この声明の末尾では、EUがインド・太平洋地域のパートナーとともに、この地域の安定、安全、繁栄、持続可能な発展の維持と強化にさらに寄与していくことが強調されています。
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