一部のイスラム諸国で2日月曜に断食明け;イラン、イラク、インド、パキスタンは明日へ
パレスチナを含む一部のイスラム諸国で、イスラム教徒の断食月・ラマザーンの終了を祝う、断食明け(イード・フェトル祝祭)の礼拝が実施されました。
断食明けの祝祭は、イスラムの一大祝祭の一つとみなされ、イスラム教徒らは、様々な儀式をもって盛大にこれを祝います。
2日月曜にはサウジアラビア、カタール、バーレーン、クウェート、アラブ首長国連邦、パレスチナ、イエメン、エジプト、レバノン、リビア、チュニジア、イラク・スンニー派、スーダン、トルコ、アルジェリア、シリア、モーリタニアのアラブ圏17カ国が断食明けとして、この日をイスラム暦シャッワール月1日と発表しました。
占領下の聖地ベイトルモガッダス・エルサレムにあるアクサーモスクでは、シオニスト政権イスラエルがパレスチナ人の入場に対し厳しい警戒態勢を敷く中、このモスク内にて20万人のパレスチナ人が断食明けの礼拝を行いました。
イランでは1日日曜、日没の時点で新月が観測されなかったため、2日月曜はイスラム暦ラマザーン月30日とされ、3日火曜が断食明けになると見られています。
タジキスタン大統領やオマーン国王、そしてカタール首長らは個別にライースィー・イラン大統領と電話会談し、イランの政府と国民に対し断食明けに際して祝意を表明しました。
そして、アミールアブドッラーヒヤーン・イラン外相もイスラム諸国の外相らに宛てて個別のメッセージを発信し、断食明けの祝辞を述べています、
ちなみに、インド、パキスタン、そしてイラクのシーア派教徒らも3日火曜を断食明けと発表しています。
なお、アフガニスタンでは、タリバン暫定政権が1日日曜を断食明けの祝祭と宣言し、公式な3連休となっています。