イエメン戦争、8年間で子供3100人以上が死亡
6月 05, 2022 20:26 Asia/Tokyo
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イエメン戦争
8年間におよぶサウジアラビア主導アラブ連合軍による攻撃で、イエメンの子供3100人以上が死亡しました。
サウジアラビアはアメリカやUAE・アラブ首長国連邦、その他複数の国の支援を得て、2015年3月からイエメンへの軍事侵攻および陸海空の封鎖を行っています。サウジアラビアとその同盟国による戦争で、イエメンでは数十万人が死亡、400万人が難民と化しています。
イエメンにおける人権侵害について監視を行う団体が5日日曜に発表したところによりますと、この8年間の戦争は、イエメンの子供たちにとって何十年にも匹敵する損害を与えており、同国20県で3100人以上の子供たちが死亡しています。
報告ではまた、サウジ連合軍の占領下に置かれている地域の女性の状況についても、彼女たちが受ける暴力が開戦当初から現在までに63%増加したとしています。
さらに、120万人の女性が栄養失調にあり、そのうちの半数が妊婦だということです。また、毎年8000人の女性が封鎖の影響で死亡しており、薬の7割が入手不可になっているということです。
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