ボレルEU上級代表、「ドーハ協議の目的は核合意の機能化」

6月 29, 2022 22:35 Asia/Tokyo

EUのボレル外務安全保障政策上級代表が、ツイッターにおいて「ドーハ協議の目的は核合意を機能させることにある」としました。

核合意をめぐるオーストリア・ウィーン協議の数ヶ月間に渡る休止の後、28日火曜にカタール・ドーハでの協議が、EU、イラン、アメリカの代表らが集まったうえで開始されました。

この協議に関連して、イラン側の首席交渉官であるバーゲリーキャニー外務次官は、調整役のEUのモラ欧州対外行動庁事務次長と会談を行いました。

制裁解除を目指す協議は、イランとアメリカの間でモラ事務次長を介し、間接的に行われることになっています。イランはこれに先立ち、今回の協議はウィーン協議で残された議論の続きとなることを発表しています。

このような中、ボレル上級代表は28日夜、ツイッターにおいて「ドーハ協議の目的は、核合意内責務履行によりこれを完全に機能させる手続きを進めることにある」としました。

一方、EUのピーター・スタノ対外行動庁報道官は同日、「対イラン制裁解除を目指すドーハ協議が、ウィーンで話し合ったことをもとに続けられることを期待する」と表明しています。

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