国連が、フランスでのイスラム教徒女性のヒジャーブ着用禁止を非難
(last modified Sun, 07 Aug 2022 07:56:13 GMT )
8月 07, 2022 16:56 Asia/Tokyo
  • フランスでのイスラム教徒女性のヒジャーブ着用
    フランスでのイスラム教徒女性のヒジャーブ着用

国連は、フランスにおけるイスラム教徒女性の髪を覆うスカーフなどの着用禁止を非難しました。

フランスでは、同国内の少数派であるイスラム教徒住民、特にイスラム的な装いである被り物・ヘジャーブを守るイスラム教徒の女性が同国の世俗主義的な法律により、公共の場などで厳しい制限に遭遇しています。

しばらく前、フランス国内の道路上を警察車両が走行中に、頭を覆うスカーフを着用した2人の若いイスラム教徒女性が何者かによって殴打され、暴力を加えられました。

ファールス通信によりますと、国連人権理事会は声明の中で、フランスでのスカーフ使用禁止を非難すると共に、フランスは学校など公共の場でイスラム教徒女性のスカーフ着用を禁止したことで、国際人権法に違反している」としています。

また、フランス政府に対し、「人権、特にイスラム教徒を初めとする宗教少数派に関する問題を審議するべきだ」と強調しています。

フランスは2011年、同国の公共の場での女性のスカーフ(ヒジャーブ)着用を禁止し、そのあと、デンマーク、オーストリア、オランダ、ブルガリアを含む一部ヨーロッパ諸国も同様な法律を承認しました。

フランスは、ヨーロッパの中で最も多くのイスラム教徒を抱えているにも拘らず、同国ではイスラム教徒住民に対する厳しい制限が制定されています。

近年、ヨーロッパ諸国はイスラム恐怖症政策を強化しています。

 


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