米大統領と英仏独の首脳が、イラン核合意めぐり電話会談
(last modified Mon, 22 Aug 2022 07:39:48 GMT )
8月 22, 2022 16:39 Asia/Tokyo
  • 米大統領と英仏独の首脳
    米大統領と英仏独の首脳

アメリカ政府が核問題に関するイラン側の提案を精査している中、同国のバイデン大統領は21日日曜夜、ドイツのシュルツ首相、フランスのマクロン大統領、イギリスのジョンソン首相と電話会談を行いました。

今月4日から8日にかけてオーストリア・ウィーンで行われた、アメリカの対イラン制裁の解除を中心議題とする協議の新ラウンドでは、協議調整役であるEUのモラ欧州対外活動庁事務次長による案が提示され、イランはこれらの案に対し、書面での公式な回答を行いました。

ウィーン協議参加諸国のほとんどは、イランに対する圧政的で違法な制裁の解除に焦点を当てており、同協議がより迅速にまとまることを望んでいます。しかし、最終的合意成立は、残されたいくつかの重要な問題に関するアメリカの政治的決定待ちの状態にあります。

イルナー通信によりますと、この電話会談で欧州3カ国の首脳とバイデン大統領は、イランの核計画に関する現在の協議について話し合い、また、西アジア地域内のパートナーへの支援強化、そして「イランが地域で行っている不安定化活動」なるものに対する抑止・制限に向けた共同の取り組みの必要性について強調しました。

4カ国の首脳はこの他にも、ロシアの攻撃に対しウクライナを引き続き支援していくとしました。

そして、IAEA・国際原子力機関の査察官によるウクライナのザポリージャ原子力発電所の視察、および同発電所の近くでの軍事作戦阻止の必要についても話し合いました。

 


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