プーチン大統領、クリミア大橋爆発は「ウクライナの特殊機関によるもの」
10月 10, 2022 16:30 Asia/Tokyo
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が、最近発生したクリミア大橋の爆発を「ウクライナの特殊機関によるもの」だとしました。
ロシア・スプートニク通信によりますと、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は9日日曜、連邦捜査委員会のアレクサンドル・バストリキン委員長との会談で、「クリミア大橋爆発の考案者、依頼者、実行者はウクライナの特殊機関である」と述べています。
また、「疑いの余地はない。これはロシアの極めて重要な民間インフラの破壊を目的としたテロ行為である」と断言しました。
バストリキン委員長は、爆発準備に関与した容疑者の特定について、プーチン大統領に報告し、「我々は、爆発が起こったトラックの走行ルートをすでに確立している。ブルガリア、ジョージア、アルメニア、北オセチア、クラスノダール地方からロシア国内に入った。運送業者も特定されている。FSBロシア連邦保安庁職員の協力により、テロ行為を準備していた可能性のある人物の中から容疑者を特定することができた」と説明しています。
バストリキン委員長が明らかにしたところによりますと、今回の爆発事件にはウクライナの特殊機関やロシア人、複数の外国人も関与していたということです。
現在、犯罪の目的や任務を明らかにするため捜査が続けられています。
現地時間今月8日6時7分ごろ、ロシア南部クラスノダール地方のタマン半島とクリミア半島をつなぐクリミア大橋の自動車専用道で貨物自動車が爆発し、現在までに3人が死亡しました。