イランでの暴動への支持は、アメリカの対イラン優先課題
10月 13, 2022 18:42 Asia/Tokyo
-
アメリカ国務省のプライス報道官
アメリカ国務省のプライス報道官が、同国政府として、核合意の代わりに、イランでの暴徒らへの支持に重点を置いている、としました。
最近、クルド系女性市民マフサー・アミーニーさん(22)の死亡を口実にイラン国内で発生した一連の暴動・騒乱は再び、敵国にとって、イランの内政に干渉し、さらなる暴動を扇動するための機会となりました。
ファールス通信によりますと、プライス報道官は、現時点において、核合意はアメリカが集中する課題ではない、としました。
また、「イラン側は、合意成立に向けた意向がなく、合意成立が確実に間近に迫っているとは思われない」としました。
プライス報道官さらに、「現在、アメリカが集中しているのは、イランでの暴動への支持である」とし、「米政府は、今、平和的抗議運動で、また世界的な権利の行使によって、集会や言論の自由の実現のために示しているイラン国民の注目すべき勇敢さに集中している。我々が集中しているのは、イラン国民が行っていることに世界の注目を集めさせ、我々ができる方法で彼らを支持することである」と語りました。
イラン国内の最近の暴動では、アメリカおよび一部のヨーロッパの政治指導者、そしてそれらの国のメディア、さらには西側が支援するペルシャ語メディアが、捜査中のこの悲劇的な事件を悪用し、イラン国民の権利擁護というスローガンで暴徒や公安かく乱者の支援に全力をあげました。
しかしその一方で、イランでの数百万人もの市民が街頭や広場に繰り出して暴動や騒乱への反対を示し、自国体制への支持をアピールしています。
タグ