全米44州でインフルエンザ感染拡大
12月 04, 2022 17:39 Asia/Tokyo
CDC・米疾病予防管理センターの最新データから、同国でインフルエンザの感染が拡大していることが分かりました。
米国では、例年インフルエンザが12月に流行し始め、1・2月にピークを迎えますが、今年は通常よりも早く感染が広がっており、感染拡大スピードも増しています。
イルナー通信によりますと、CDCは先週、全米44州でインフルエンザの感染者を確認したと報告しています。それによれば、先週だけで少なくとも1万9593人が感染を理由に入院したということです。
また、子供2人を含む14人がこれまでに死亡しています。
米保健当局によると、先週病院を訪れた人のうち7.5%がインフルエンザと診断されており、コロナ禍にあった過去2年よりもその率は高くなっています。
米国では家族や親戚が集まる感謝祭が終わったばかりであり、年末年始の休暇も控えていることから、インフルエンザのさらなる感染拡大が予測されています。
コロナ禍でのインフルエンザ拡大をうけ、保健当局はバイデン政権に対し緊急事態宣言を出すよう求める書簡を送っていますが、政権はこれに難色を示しています。