国連安保理が、人道支援の制裁対象からの除外を採択
12月 10, 2022 20:37 Asia/Tokyo
国連安保理は、人道支援をあらゆる制裁対象から除外する決議を採択しました。
イルナー通信によりますと、アメリカとアイルランドにより提出されたこの決議案は、9日金曜、14の理事国が賛成票を投じ採択されました。今月の議長国を務めるインドは棄権しました。
アメリカは今回の決議を支持していますが、同国がイランなどに行使している一方的な制裁について国連は批判しています。
国連のドゥハン特別報告官は以前、アメリカによる対イラン制裁を違法で非人道的としています。
ドゥハン氏は報告の中で、「イランは現時点で、世界で最も多くの制裁を科されている国である。アメリカは1970年代からイランを孤立化させるため、金融・貿易制裁を行使してきた。2010年にはイラン中央銀行を対象にした制裁も行使した」としています。
そして、「対イラン制裁は、国連人権理事会の見地から容認できるものではない」としています。
ドゥハン氏は、対イラン制裁はイランの人権状況を危機に陥れていると強調しています。
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