トルコ大統領府報道官、「ウクライナ戦争は数カ月以内に激化」
1月 07, 2023 18:46 Asia/Tokyo
トルコ大統領府のカリン報道官は、ウクライナ戦争が今後数カ月のうちに激化する可能性があるとの認識を示しました。
トルコ大統領府は6日金曜に発表した声明で、同国のエルドアン大統領がプーチン露大統領と電話会談し、プーチン大統領に対して、ロシアがウクライナにおいて単独で停戦を発表するよう要請したと明かしました。
プーチン氏はエルドアン氏のこの要請に対し、ウクライナがロシア支配下にある同国東部地域をロシア領と正式に認めるのであれば、対話の窓口は開かれているとしました。
トルコ・アナトリア通信によりますと、同国のカリン大統領府報道官は、ロシア・ウクライナ間の対話をめぐってツイッターに、「トルコは、停戦、捕虜交換、穀物輸送、核の安全などすべての分野において両国の対話の道が拓けるよう、努力を続けていく」と投稿しました。
ロシア大統領府も声明を発表し、「プーチン大統領は、ウクライナ側が領土に関する新たな現実を受け入れるという前提条件のもとに、真剣な対話を歓迎すると改めて強調している」としました。
ロシアは戦争開始後の昨年9月、ウクライナ東部のドネツク・ルガンスク両共和国、および南東部ザポリージャ、ヘルソンの各地域で住民投票を実施し、賛成多数によりこれらの地域がロシアに編入されたとしています。
この投票結果について、ウクライナや西側諸国は「不正なもの」と主張し、受け入れていません。
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