2月 20, 2023 18:44 Asia/Tokyo

ブラジルで洪水や土砂崩れにより36人が死亡、数十人が行方不明

ブラジルでの洪水

 

フランス通信によりますと、ブラジル南東部サンパウロ州の州政府は19日日曜、州内で大雨による洪水や地滑りが発生し、これまでに7歳の子どもを含む36人が死亡したと発表しました。

また、タルシジオ・デ・フレイタス・サンパウロ州知事は、沿岸地域の五つの自治体に非常事態を宣言しました。

 

ブラジルでの洪水

 

州政府の発表では、これまでに今回の洪水で228人が家を失い、338人が避難しているということです。

サンパウロ市街から北に200キロ離れた沿岸部のサンセバスチャンでは、24時間雨量が600ミリを記録しました。

 

ブラジルでの洪水

 

19日に撮影された動画では、建物のすぐそばまで大量の土砂が押し寄せ、道路脇がえぐられるように崩れ、また複数の車両が巻き込まれている様子などがみられます。

被災地域では、土砂やがれきの下に閉じ込められた人たちがまだ残っているとみられ、救助隊が懸命の捜索活動を続けています。

ブラジルではこの時期、「リオのカーニバル」に代表される真夏の祭典のカーニバルが各地で開かれていますが、今回大きな被害を受けたサンパウロ州の複数の都市では、週末に予定されていたカーニバルが中止に追い込まれました。

 


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