Pars Today

ロシアにある世界最大のニッケル生産企業で、同国最大の金属採鉱会社が、中国との貿易におけるドル建てを廃止しました。

アメリカによるドルの道具的利用により、世界の国々は、米ドルを国際取引から排除するプロセスを開始しました。

タスニーム通信によりますと、ロシアのニッケル鉱山大手ノリリスク・ニッケルは、金属の一部をドルではなく、中国・上海で設定された価格で中国人民元により販売しており、このことは世界の通商取引形態の変更を示唆しています。

現在、現物市場では特定量のニッケルがLMEロンドン金属取引所とSHFE上海先物取引所を合わせた価格で販売されており、上海で価格設定された生産品は中国元で支払われ決済されています。

なお、先月にはインドもロシアとの石油取引においてドル建て排除を決定したことは注目に値します。

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