フランスで、警察の暴力に対する抗議デモ

フランスでは、年金改革法案に抗議するデモ隊への警察の暴力的対応をめぐって、これに対する抗議が起きています。

 ユーロニュースによりますと、仏西部ニオールで３１日、市民が大規模なデモを行いました。

デモの参加者らは、政府庁舎などの前に集まり、「警察は殺人者になった」などと書かれた横断幕を掲げたほか、空砲を投げつけたり、催涙ガスをまいたりしました。

ニオールでは先週、警察とデモ隊が衝突し、２００人以上が負傷していました。

その際、警察は負傷者を運ぶための救急車の到着を妨害したとされています。

こうした中、仏労組は年金改革法案に抗議して国内の主要製油施設で大規模なストライキを行うと発表しました。

フランスでは今年１月からマクロン政権の提出した年金支給開始年齢を引き上げる法案をめぐって抗議活動が続いています。

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