6月 24, 2023 17:42 Asia/Tokyo

ロシアのプーチン大統領は、同国の民間軍事会社ワグネルの軍隊とロシア軍の間の緊張に対し初めて公に反応を示し、同国が国内の反逆・謀反に直面していると表明しました。

ワグネルの創設者エフゲニー・プリコジン氏は23日金曜、何の証拠も示さずに、ロシア軍がワグネルの部隊2000人を殺害したと主張し、ロシア軍のヘリコプターを撃墜したと表明しました。

ロシア当局は、プリゴジン氏が武装反乱を組織したとして告訴・立件し、捜査を開始したとされています。

ファールス通信によりますと、プーチン大統領は24日土曜のテレビ演説で、敵を利することになるとして対立を止めるよう呼びかけました。

その上で、ワグネルグループの反逆を、「ウクライナとの戦いで命を落とした兵士に対する裏切りである」としました。

そして、「ワグネルの戦闘員たちに対し、ロシアが厳しい戦争に直面している最中に犯罪的冒険に屈しないよう警告する。武装反乱は背後からの攻撃に等しく、我々は自らを守る」と語りました。

加えて、ロシアにおける現在の「武装反乱」の指揮官を無力化するために必要な命令を出すことに言及し、「我々はこの武装反乱に対して厳しく対処する。我々は首都モスクワと多くの州で反テロ体制を敷き、ウクライナとの国境に近い町ロストフの安定を回復するための措置が講じられるだろう」と述べました。

そして、「個人的な利益が国家への反逆を招いたのであり、我々は国と国民を守る。国内でのあらゆる情勢不安は国にとって致命的な脅威であり、ロシア国民の顔面への打撃に等しい」としました。

 


ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。

Instagram     Twitter     urmediem


 

タグ